入れ歯不要

まったく歯のない無菌顎の場合でも、インプラントを埋入することは可能です。この場合は、複数のインプラントを埋入し、それを土台にしてブリッジ(ボーン・アンカード・ブリッジ)を装着するという方法があります。また(オーバーデンチャー)という方法を使うと、インプラントの本数を極力少なくすることができます。これは4〜6本のインプラントによって義歯を支えるものです。ご自身で着脱可能なものと、担当医にしか外せないものがありますが、どちらもあごの骨にしっかりと固定されます。総入れ歯のように外れたり、ゆるんだりして食事や会話で困ることもなく安心して使用できるタイプです。インプラントは歯を失っているさまざまなケースに対応できるよう、種類や手術法などが多様にあるので、あきらめる前にぜひ主治医に相談してください。

かむという行為(咀嚼)には、歯、口、のど、筋肉などの多くの器官が関係し、そこから脳に情報が送られたり、逆に脳から情報が返されたりします。それによって調和のとれた咀嚼が行われ、また逆に、調和のとれた咀嚼をすることで脳はさらに刺激を受け、脳に集まる血液の流れもよくなるという研究報告もあります。(かむことが、老化防止)かむことはただ食事のためだけでなく、脳の働きに密接に結び付いています。スポーツ選手が試合中にガムをかむのをよく見かけますが、これもかむことで脳が刺激され、集中力が高まるからだといわれています。高齢者に関する研究では、かむことが脳を刺激して老化防止に役立っていることが、さまざまなデータからわかってきました。介護が必要になったお年寄りでも、自分で食べられる人は、表情がイキイキしており、痴呆症状の改善に効果があらわれることもわかりました。